ABU Ambassadeur 5500C

バス釣りを始め数年経ち、ようやくポロポロと釣る事が出来るようになった頃、一際輝いて見えた55C。
そして、当時オールドタックル･オールドルアーブームの真っ只中。一際高く絶対に買うことが出来ないと諦めていた55C。
雑誌やビデオで55Cを眺めては手元にある25Cや35Cに慰めてもらい･･･でもチャングリに25Cサイズは･･･。
やっぱり5000番台だよな･･･。

しかし、思いほほか使いやすく妙にピーキーな25Cが大好きで55Cへの憧れは消えつつありました。

ところが少し前に出会ってしまいました。

73年製Ambassadeur5500Ｃ。

ビッグAロゴじゃなきゃ嫌で･･･買うならこの年式と決めてはいましたが･･･。
傷だらけでギヤ音も気になります。
でも、このリール･･･一体何人の釣り人が使ってきたのだろう。
割と手の大きな私がパーミングしても届かない場所が擦れてる。
「5500C」のステッカーもありません。
私は使い込まれて、傷だらけで･･･でも現役バリバリ･･･そんなAmbassadeurのカッコよさに魅せられてきました。

････ヤバイコイツカッコイイ････。

買うつもりなんて全然無かったのに、何故だか手元に。



今では様々なメーカーから雰囲気を持った素晴らしいリールが沢山出てます。
5500Ｃは昔から定番中の定番で、みんな使ってて･･･正直見飽きてきた感がだいぶ前からありますね。

でも、歴史。
これがABUにはあります。
目で見て、手で触り、簡単にその歴史に触れることが出来ます。驚く事が出来ます。
そして、何十年経とうが現場で使うことが出来る。
決して古いのは良いと言う訳ではありません。
新品で買えるABUでも感じる事が出来るはずです。
釣具に関わらず、こんな道具そうそう無いと思います。



･･･どうも、この手の記事は何を言いたいのか自分でも分からなくなってきます（笑


では最後に･･･私がABUを使う理由は「カッコいいから」･･･それだけです。